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【筆者の独断ですが…】エブリイとハイゼットの“整備性の差”はどこから生まれるのか?OEM供給・販売台数・部品供給量から読み解く現場のリアル


前回の記事では使い勝手を深掘りしましたが、今回はもっと踏み込んで、**整備性という“数字で語れる領域”**をベースに比較してみます。

軽貨物の現場では、車両が止まることは損失そのものです。
そのため「どれだけ壊れないか」よりも、「もし壊れたときにどれだけ早く復帰できるか」が重要になります。

その判断基準になるのが以下の3つ。

  1. 販売台数とOEM供給量(=市場に何台走っているか)
  2. 純正部品の供給量と流通速度
  3. 社外パーツ(アフターパーツ)の種類と入手性

今回はこの3点から、エブリイとハイゼットの整備性を比較していきます。


1. 市場に何台走っているのか:販売台数とOEM供給量

整備性を語るうえで最初に押さえるべきは「どれだけ普及しているか」です。

● エブリイ(スズキ)

  • スズキのエブリイは軽バン市場でトップクラスの販売台数。
  • 日産 NV100クリッパー三菱 ミニキャブバンとしてOEM供給されている。
  • つまり、見た目は違っても“中身はほぼエブリイ”という車両が日本中を走っている。

→ 実質的に市場に出回るエブリイ系は 3ブランド合算の販売数 となる。

この普及台数の多さが、後述する「部品供給の豊富さ」「社外パーツの多さ」につながっていきます。

● ハイゼットカーゴ(ダイハツ)

  • ハイゼットカーゴも軽商用車として長い歴史と高いシェアを持つ。
  • トヨタ ピクシスバンとしてOEM供給されている。

ただし、OEMはトヨタのみであり、市場全体ではエブリイ系の流通量に一歩譲るのが実情です。

● 結論:市場を走る“台数”ではエブリイ系が優勢

数が多い車種ほど、整備側のノウハウが蓄積され、部品供給も安定しやすくなります。


2. 部品供給量と流通の速さ:整備性の核心

ここからが軽貨物ドライバーには最も重要なポイントです。

整備性=壊れたときに“どれだけ早く部品が手に入るか”

● エブリイ系の強み

  • 市場台数が多い=交換需要が多い
  • 需要が多い=供給ラインも太い
  • 供給が安定しているため地方でも部品が入りやすい

さらに、OEM先が複数あることで、以下のような現象が生まれます。

"スズキの部品が欠品でも、日産・三菱側で在庫が見つかる"

実はこれ、現場ではよくある話です。

特に消耗品(ブレーキ関連・足回り・ベルト類)や外装部品は、エブリイ系が圧倒的に手に入れやすい状況にあります。

● ハイゼットの部品供給の特徴

  • ダイハツ単体+トヨタOEMのため供給経路はシンプル
  • 最近の新型CVT搭載モデルでは一部部品が専用品になり、在庫薄のケースあり

また、近年のダイハツ車問題により、生産と部品供給が不安定になる時期が存在したため、補修部品の納期に影響が出たケースも報告されています。

※もちろん現在は徐々に改善していますが、“部品供給の揺れ”というリスク要因は無視できません。

● 結論:部品供給スピードはエブリイの方が安定

現場では「部品がすぐ来るかどうか」がすべてです。
その点でエブリイは構造がシンプルで、部品共有化率も高く、欠品リスクが低いのが強みです。


3. 社外パーツ(アフターパーツ)の供給量:整備コストに影響

社外パーツが豊富な車ほど、“安く早く直せる”というメリットがあります。

● エブリイ系

  • 社外ブレーキパッド、ローター、ショック、ベルト類などの種類が豊富
  • Amazon・モノタロウ・自動車部品商社でほぼ常時在庫
  • カスタムパーツ(足回り・内装・電装)も圧倒的に多い

→ モデルサイクルが長いこともあり、互換部品が増え続けている。

● ハイゼット系

  • 社外品は一定数あるものの、エブリイほどの層の厚さはない
  • 新型CVTモデルは専用品が増え、社外対応はまだ発展途上

エブリイは "安い・早い・選べる" の三拍子が揃い、整備コストを全体的に下げる効果があります。


【総合結論】整備性で車両を選ぶならどちらか?

整備性という一点に絞って評価すると、次のようにまとめられます。

● エブリイが優位な理由

  1. OEM含む市場流通量が最も多い
  2. 部品供給ラインが複数あり欠品リスクが低い
  3. 社外品が圧倒的に豊富で、整備費用も抑えやすい
  4. 構造がシンプルで整備工場の対応範囲が広い

● ハイゼットが不利になりやすいケース

  • 新型CVT車は専用品が多く、社外部品が少ない
  • ダイハツ問題の影響で一時的に部品供給が不安定な時期があった
  • 市場の流通台数がエブリイ系より少ない

もちろん、ハイゼットの走行性能や安全装備は魅力です。
しかし“軽貨物で稼ぐ”という文脈においては、車両停止=売上停止であり、整備性の優位性はそのまま収益に直結します。

その意味で、整備性を最重視するドライバーや法人がエブリイを選ぶのは、非常に理にかなっていると言えます。


今回も別にスズキの肩を持っているわけではありません。
数字を追っていくと、なぜ現場にエブリイが多いのか、その理由が浮き彫りになるだけの話です。

それでは、今日も安全運転で!ごきげんよう。

鈴木 徳俊

軽バン工房の整備担当。学生時代には法曹界を志していたという異色の経歴を持つ。現場ドライバーさんからの信頼が厚く、車のトラブル相談はもちろん、仕事上の悩みまで持ち込まれる存在。
日々、声に耳を傾けながら最適な整備とサポートを行っている。休日はスーパー銭湯や日帰り温泉で、風呂上がりのビールを片手に、笑顔の妻と過ごす時間を何よりの楽しみにしている。

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